2013年1月28日月曜日

第94回全国百人一首かるた競技横浜大会(前編)


初の試合見学に行ってきました。

まず、会場に入った時の最初の感想。若い。

もっと老若男女まばらにいるのかなと思っていたけど、
目に飛び込んできたのは大多数の小中高生と思われる選手。
ああ、あの時に戻りたい。

そして、人多い。

前半は座って観戦出来るスペースがなく、広間入り口の靴を脱ぐ狭いスペースに立って観戦していました。
100人は超えていたかな。会場ぎゅうぎゅうで蒸し暑さが襲う。

しかしやっぱり生の試合。かなり見応えがある!
同じ空間で読まれる読手さんの声はCDにはない臨場感があるし、
間近で響く畳の乾いた破裂音と静寂も、得難い迫力と緊張感だった。

今回の試合見学の主な目的は、前回の記事の通り
見学の目的その一: 礼儀作法など細かい所作を学ぶ
見学の目的その二: 目指すE級の試合に向けてD級の試合を中心に偵察する。スピード感等。 

その一はなんとか掴めてきた。本やネットには基本以外あまり細かいことは書いていないから、試合中の細かい所作を知りたかったんです。
たとえば、
・「勝負を分ける最後の1枚を遠くに飛ばしちゃった時、拾いに行って戻ってから礼をするのかすぐに礼をするのか」
→すぐしていた(札は誰かが拾ってくれてた)
・「札を並べる時間」
→わりと余裕のある時間だった。10分くらいあったように感じた。この後更に15分、暗記時間がとられる。
・「試合が終わった後の札の片付け方」
→まず自分の枚数を数え、終わったら重ねて勝者に渡す。勝者が束ねて、すぐに報告に行く。そしてもう一つ、束ねる時に一番上に載せる札が試合ごとに設定されている。(試合前に、「勝負がついたら『吹くからに』を上にしてこちらへ戻して下さい」とか言われる)
・審判が就いてくれている時は、選手同士でモメ過ぎずにすぐに判断を仰ぐ。
・「札が別のグループなどへ飛んだとき」
→前半の試合だと人数が多く、しょっちゅう(というかほぼ毎回)起こる。そのとき、見覚えの無い札は裏をみて札の名前を言う。するとその札の持ち主が名乗り出る。
(札にはグループごとに区別し易いよう名前や番号がふられている。)
ババンッと音がした後で一斉にそのやりとりが行われるので、わりとすぐ見つかる。
どうしても見つからない場合は、「とりあえずこれ使っといて」と運営側が代わりの札を渡してくれる。

こんなところだろうか。
暗記時間については基本ルールで学んだけど、札を並べる時間がどの程度あるのか知らなかったので、少し安心した。

その二については、どこが何級の試合かという区切りがわからずD級かどうかわからんかった/(^o^)\

とりあえずわかったことは、今の僕の力量ではどの級の選手も全員速い。
うん、まずはE級の試合に出る事から挑戦しよう。



ただ、今後E級の初試合を目指すに当たって改めて感じた今回の収穫は、
・生で試合や会場の雰囲気を感じる事が出来たこと
・スピード感を目に焼き付けた事
・読手さんの生の声を聴けた事
・細かい所作を事前に学習出来たので、本番で余計な緊張をしなくてすみそう
・「神奈川トヨタ自動車本社」という場所を経験できた
朝9:30受付終了の夜21:00過ぎまで試合という事実に先に面食らっておく事ができた

そう、今日驚いたことの1つはまさにそれ。
1つの大会の試合数が多いということは漫画でも書いてあったけど、まさかここまでとは……。
負けてしまった選手含め観客のほとんどは途中で帰って行ったけど、どこの会に所属してるわけでもないただの一般人で最後まで観戦してたのはおそらく自分ただ一人だったと思う笑

ただ、もし勝ち上がれば必然的にこの時間を味わうわけだから、どのくらい時間がかかるのかということも今のうちに面食らっておきたかった。なので最後まで残っていた。
不安要素は出来るだけ事前に味わっておく。これが僕の勝利の策の一つ。



後編へ続く

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