2013年2月1日金曜日

第94回全国百人一首かるた競技横浜大会(後編)

前半の記事の続き
今回は初心者向けの軽い解説後、独自の決まり字カウント法を紹介してみる!



後半の試合は、観戦こそしていたものの選手の様子を見るわけではなかった。
今回僕がしていたのは、札のカウントと決まり字の変化の対応。
どの札が読まれて、どう決まり字が変化して行くのかをひたすらカウントしていた。

ここで百人一首の決まり字の確認をしてみよう。
それぞれの決まり字を最初の1文字ごとに仲間分けして、その枚数で分類したのが下の文字列になる。
つまり、"み"で始まる札は5枚あり、"つ"や"ゆ"は2つずつ、
"む""す""め""ふ""さ""ほ""せ"は1字決まりなので当然1枚ずつといった具合。
"あ"で始まる札だけ16枚もあり、カウントが難しい。

1枚_むすめふさほせ
2枚_うつしもゆ
3枚_いちひき
4枚_はやよか
5枚_み
6枚_たこ
7枚_おわ
8枚_な
16枚_あ

上から順に声に出して言ってみると7-5-7-7のようなリズムになって覚え易い。
「むすめふさほせ うつしもゆ いちひきはやよか みたこおわなあ」


なぜこんなカウントが必要かというと、これが相手より速く取るために役立つからだ。

「むすめふさほせ」は1字決まりとして有名で、その文字を聞けばすぐに取りにいける。
でも「きみがためは」や「きみがためお」等の決まり字の長い札は、6文字まで聞かないと確定できない。

しかし決まり字は変化する。

"き"で始まる札は「きり」「きみがためお」「きみがためは」の3枚しかないため、
そのうち2枚が読まれれば、6字決まりだった「きみがためは」も"き"で取れる1字決まりに変わる。
もし対戦相手がこれを意識していなければ、相手より速く取りにいけるということだ。



こんな解説を書いておきながら、これを今まであまり意識していなかった。
とくに「うつしもゆ」は2枚ずつしかないので、1つ読まれればすぐに1字決まりになる。

…ああ、うん。当たり前すぎる。
しかし会場で実際にカウントしていたら、そのことを強く意識するようになった。
「いちひき」もそれぞれ3種類しかないから、わりとすぐに1字決まりになる。
つまり、攻めの送り札に使える。
「むすめふさほせ」以外にも、「うつしもゆ」はなかなか使えそうだ。

しかし………忘れてしまう。
頑張って「いちひき」まで。それ以降挑戦しようとしても記憶が曖昧になっている。
最初は上の表を頭に思い浮かべて、それぞれに数字を振ってカウントしていたけど、どうしても忘れてしまう。何かいい方法はないかなー…

と、試合を見ながらその場で編み出したのがコレ!
「それぞれの文字と数字を、イメージをつけて繋げる」
かなり自分流だと思うけどとりあえず紹介しよう。

「むすめふさほせ」と「うつしもゆ」はとりあえず放っておこう。
まずは「いちひき」から。
たとえば"き"は3枚なので、こう思い浮かべる。









 ・・・・・・・・



いやほんと!これが覚え易い。というより頭に焼き付け易い。
そして"き"の札が読まれるごとに




ちなみに5枚の"み"の札はこう。






新・・・イメージや・・・・・・


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